北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

COMIC快楽天 2021年3月号の感想

COMIC快楽天 2021年3月号
COMIC快楽天 2021年3月号

 快楽天ちゃんが脱いだ!!
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『彼女結び』八尋ぽち

 タイトル、縁結び的な意味でロマンチックだなぁとか思ってたら緊縛のことなので笑った。いや、ロマンチックな話というのは間違いでもないんですが。
 明るくポップな作品なんですが、プレイは緊縛。このギャップが最高でした。しかも初めてが緊縛。初めての緊縛ではなく、初めてが緊縛。コミカルな雰囲気で始まり、やや長めにアバンがあると思ったら、本題(=緊縛)になってタイトル。「こういう話だったのか!」と驚かされました。キャラの魅力を見せつつ、エロのテーマを示して期待感も煽る。こういうオープニングって良いですね。好き。
 怖がりでセックスもできない彼女を縛ることで一線を越える。初めてのセックスが怖い、イクのが怖いって発想が良い。エロ漫画読んでると忘れそうになるんですが、たしかに初めての感覚として恐怖を抱くのはよく分かる。こういうリアルなんだけどあまり意識してなかったポイントが丁寧に描かれる。魅力的だし、リアリティも感じる。
 実際に何か酷いことが起きるはずもないので、緊縛だけど暴力性はまったくない。この捻れも感じるコンセプトが素敵でした。過度に怖がることでセックスを拒絶してたけど、それを乗り越えるために緊縛する。まぁ彼氏の趣味もあるんですがw
 最初はひたすら彼女側の心理にフォーカスする。ほとんどセリフがない状態で愛撫され、彼女がどう思うのか、どう感じるのか。間違いなく快感が生まれてて「これはうまく行くぞ」と高まったあたりで描写が彼氏の方にスイッチ。今度は感じる彼女を見て理性のタガが外れてしまう彼氏の心理が描かれる。受け身の快感も分かるんですが、攻め側の自分が自分でなくなっていくような感覚がものすごく丁寧に描かれててめちゃくちゃ迫力ありました。ぶっちゃけ好みとしてはMサイドの話の方が好きなんですが、あまり知らない感覚だっただけに「こういう感じなのか」と納得させられる。両サイドの描写があるからカップルとしての関係性がフェアなんですよね。SとMではあるんですが、どちらも初めての快感に溺れてドライブしていく感覚がある。カップルとして1つ上のレベルにジャンプする話としてめちゃくちゃ良い話だし、そこが丁寧だからセックスとしての迫力と説得力、納得度がすごい高い作品だったと思います。

『おとなりインシデント』スミヤ

 社会人の主人公と隣に住む学生。幼馴染なのだがある日酒に溺れて彼女を襲ってしまい……というダークな開幕からの翌日、ヒロインが意外なほどあっけらかんとしてる。マイペースで掴み所がない雰囲気が魅力なのは分かるけど、それをこの物語に配置したのが見事だったと思います。「こんな子に手を出してしまったのか」という罪悪感もあるし、反省して陰鬱としてる主人公とのギャップも良い。
 どうでもいいけど、冒頭の場面に主人公が飲んだ酒の空き缶が見えるんですが、12%のストロング缶が1本とビール2本。やっぱストロングは怖いわ……と肝臓弱者の身としては戦々恐々としましたw
 悩む加害者と飄々としてる被害者。ヒロイン主導でエロパートへと突入するんですが、昨晩襲った際に何かを言ったらしい。この謎が物語的な求心力になる。その謎が彼女が飄々としてる(怒ってない)理由らしいので、話がダークになりすぎないというか、本来なら「2日連続で襲うのはダメだろ」ってなる感覚をうまく回避してる。ちょっと安心できるというか。
 セックスが進みにつれ主人公は徐々に記憶を取り戻していく。この覚醒感が盛り上がるし、ヒロインの方は2度目なので慣れて楽しむ余裕が生まれる。ちゃんとこの物語、シチュエーションがセックスを気持ちよくする説得力として働いててすごい。
 そんで、その謎。中出しがクライマックスなのは間違いないんですが、そのまま抜かずにピロートーク的なパートに入って、そっちが謎としてのクライマックス。耳元でささやくセリフがうにょうにょした字で読めないのがもどかしいんですが、「あいしてる 千」なんですかね……。単に読めない字ではなく、何かを示してるっぽい特徴があるんですよ。ここがニクい。

『卒業reward ~fin~』ごさいじ

 後編。いよいよ卒業式で最後のご褒美なんですが、その卒業式の場面で先生が出てきて泣いてるのが良かった。微笑ましい学園の日常としてもそうだし、主人公の後ろめたさという意味でも効果的だったと思います。「来てくれてよかった」じゃなくて “頑張ったねぇ 高瀬……” なのも良い。小さな場面なんですが不覚にも泣きそうになってしまったw
 んで、いよいよエロ。初めて学校の外、しかも主人公の自宅。フェラから始まって、ここは焦らすことなくサクッと始まるんですが、その後、いよいよ挿入というところでドラマ性全振り。感謝からの告白。断られるわけではなく、別の事情で付き合うのには問題がある、と一旦の返事。前編だと散々ビッチ呼ばわりしてたんですが、当然そんなことはなかったわけで。その後のヒロインの返事なんですが、分かりやすく言葉では伝えないってのも良かった。行動で示して、主人公の方は軽く混乱しててどこまで把握できてるか怪しい気もするんですが、ヒロインの行動に彼女の感情が乗っかってるのが熱い。本来ならただのエロい行動なんだけど、それが感動的になる。
 前編は前編で普通にエロかったし大満足だったので忘れてて、読み返したら気づいたんですが、前編だとまだキスしてないんですよね。キスできそうな雰囲気からのキャンセルで、続く。なので、後編は「いよいよセックス」と同時にキスをする話でもあって、そのキスの場面が想像以上に良かった。告白からのキスシーンなんですが、キスして、涙を舐めて、鼻水を吸う。この3コマがすごい。涙は分かるんですが、鼻水まで行くので驚きました。目と鼻って繋がってるから涙が鼻から垂れてるだけの話で、意味合いとしては涙を舐めるのと同じなんですが、ビジュアル的なインパクトが強くてびっくり。その後、 “引き篭もりからだいぶ男前になったじゃん” と言うんですが、この「男前」が前編に出てきたキーワード。キスの条件としてヒロインが提示したのは髪を切ることだったんですが、よく読むとそれだけではなくて、 “髪 ちゃんと切ってきなよ” “それで男前になったらしてあげる” 。髪を切ることが主目的ではなく、男前になるための方法としての髪だったのですね。なので、髪を切るだけでは条件は満たせず前編終了。後編で主人公は意を決して告白できたので「男前」の条件をクリアしてキス。ここがなぁ、細かいとこまで気が利いてるよなぁ。ただ単に告白してキスするだけでもこちとら感動しちゃってたと思うんですが、これはやられました。
 んで、本番。一発目、中出ししそうになったのを急いで抜くところに主人公の性格、彼女に向けた誠意が感じられる。挿入のくだりでも彼はゴムつけようとしてたんですよね。それを彼女が無視して挿入。ここらへんにも彼女の気持ちが表れてますね。
 前編での経験、蓄積が今回のセックスに生かされる展開も感動的だし、説得力あってエロい。挿入は初めてだけどそれ以外のエロいことはほぼ毎日たっぷりやってたわけで、そんな特殊な関係性が今回のプレイに反映されてる。
 エピローグ。大学進学後の遠距離恋愛なんですが、ここで再び引き篭もりからのご褒美の話になって終わる。あの状況から引き篭もりの話題が出るとは予想外でした。あと、この手のエピローグっていわゆる「この後めちゃくちゃ」になるのが定番だと思うんですが、本作は違うんですよね。ご褒美の話になるけど、セックスではない。2人のドラマの決着、今後の予感としてはエロよりもふさわしかったと思います。まぁ、実際のところはこの後セックスすると思いますがw

『いまから本気だす』なぱた

 同居中の彼女がほぼ引き篭もり。同じ引き篭もりでも完全にコメディ調。振り幅よw なので、彼女を成長させるために画策する、みたいな話ではないんですよね。彼女の現状に困ってはいるものの、 “かわいいからゆるす” と完全に甘やかしてる。それだけでなく、彼女がぐうだら生活をした結果、お腹がむっちりしてしまうんですが、それが主人公の性癖にドンズバ。私もお腹めちゃくちゃ好きなので主人公の気持ち分かりますw てか、今号の表紙が本作のヒロインなんですが、表紙イラストだと服でお腹が見えないんですよね。スマホ持っててぐうだら感も出てるとは思うんですが、本編読んで「こんな子だったのかw」と驚きました。意外性からのお腹で歓喜ですよ。とにかく堕落してる彼女のことを主人公が歓迎してしまってるという意味で『卒業reward』と対照的だったと思います。ドラマとコメディ、どっちもおいしい。
 エロパート。エロ漫画全般にも言えると思うんですが、セックスという行為が強すぎるのでいざセックスが始まったら大抵のバックボーンって関係なくなっちゃう恐れがあると思うんですよ。本作の堕落キャラとかセックスにどう反映させるのか想像できなかったんですが、体力不足が顕著。挿入時のヒロインの顔で笑ってしまいました。一番エロが盛り上がる瞬間で、エロ漫画的に一番の見せ場だと思うんですが、そこで酷い顔をする。主人公の “いや… エロいけどさぁ…” というモノローグがめちゃくちゃ的確w 必死になってくれてるという意味ではエロも愛おしさも感じるんだけど、気持ちよさとは別の息切れが発生してるのが面白すぎる。激しい運動なので言われてみればこういう現象が起きるのは当然なんでしょうが、理想化されたエロ漫画を読み過ぎていたのかもしれない。目から鱗級の衝撃でしたw
 主人公が彼女の魅力にのめり込むようにセックスするのではなく、頭の片隅は常に冷静なのも面白かった。彼女とのギャップという意味でも魅力的だし、裏の目的(お腹w)があるけどそれを素直に言ったら反対されるという男心が良い。まぁ男に限らず、恋人とのコミュニケーションをする上での良い意味での隠し事。こういうのありますよね。そんなことを彼女は特に気づいてなさそうで、天真爛漫のままってのも可愛い。
 からのエピローグ。理想のむっちりお腹が崩壊という笑えるオチなんですが、個人的には「これはこれで」です。てか、ヒロインの堕落キャラを考えたらダイエットは普通に失敗すると思ったんですが、こういうときは成功しちゃうんですねw

『紅龍蓮華の特別定食』りんごくらぶ

 チャイナドレスと媚薬。冒頭がヒロインと父との会話なんですが、このコミカルなやりとりが良い。ギャグ調で勢い良く進むんですが、エロの予感がするのは意外と遅いというか、少し溜めてから一気に加速する。竿役が出てからもまだ健全ラブコメとして見ることも可能なバランスで、コメディらしくエロに向かってまっしぐらなのかと思いきや意外と溜める。テンションは高いけど、エロに向けた溜めは丁寧。そこが良い。
 からのヒロインの方が媚薬を試しちゃってー、爆発。気持ちが爆発するんですが、絵的にもまさに爆発という表現がふさわしいような勢いでエロに突入する。要するにおっぱいポロンなんですが、それが1ページ目で強調されたチャイナドレスの構造に由来する。当然チャイナドレスが魅力的な作品なんですが、ただ衣装としてビジュアルとして可愛いだけではなく、こういうチャイナドレスだからこういうアクションになる、と収まりの良さ。その後も脱がないまま本番を迎えるんですが、この脱がないけど出すとこは出して、という部分が最高。コスチュームものとして理想的なバランスというか。衣装の魅力であり、衣装によるエロさが十二分に発揮されてて最高。こういう服はこう脱ぐ(脱がす)という部分、ロマンがある。好き。エピローグでTシャツ姿になるんですが、オフの姿ってことですよね。最後におまけ的にオフを描くことでオンの魅力が改めて強調されるというか。

『側にいさせて』ちょりもっき

 komifloのコメ欄ででたまにエロに直接関わらないキャラの人気が爆発する作品があるんですが、本作はまさにそれ。ここまで人気が偏ったのも珍しいと思います。それくらいに兼田が魅力的。要するに、妙にかみ合わない幼馴染カップルに対してツッコミを入れるポジションなんですが、否定と助言、そして傍観と応援のバランスが最高なんですよね。もちろんエロには関わらないキャラなのでエロ漫画として兼田のおかげでエロくなるってことはないんですが、魅力的なキャラが描ける、出てくるってのは間違いなく強みなわけで。兼田が引き立てるカップル2人の魅力、という感じですかね。
 兼田がいる際は怒濤のツッコミが入るので作品もめちゃくちゃギャグ調だし、笑えるんですが、兼田が退場(気を使って出てくのが最高w)してから一気に雰囲気が変わる。常識から外れたボケ2人みたいなキャラクターが残るんですが、その2人の中ではちゃんとバランスが取れてて、理想的な関係性が築けてる。2人きりの場面になってそう気づかされる。この作品の雰囲気のギャップ、急に良い話っぽくなる温度差にドキッとさせられました。そしてそのドキッがエロに直結するのがエロ漫画の良さ。冒頭の兼田ツッコミ祭りからこんなドキドキする雰囲気になるとは思わなかったし、思わなかったからこそギャップでその魅力が倍増する。
 本作、普通だったらちょっと不思議な雰囲気で、何考えてるか分からない系のヒロインにある種振り回される感じの作品になってたと思います。2人きりになってからはまさにその感じなんですが、やっぱここでも冒頭の兼田が利いてくるというか。兼田のツッコミはヒロインだけでなく、主人公にも入るんですよね。どっちもどっちやで、という視点が最初に提示されるので、ただの不思議系ヒロインではなく、変わり者同士のナイスカップル感が引き立つ。やっぱここが本作を特別なものにしてるんじゃないですかね。
 エピローグに兼田が再登場してくれるのもホント嬉しかったですw

『透明に焦がれて』santa

 主人公が告白されて断るところから始まるのが面白い。そっから断った理由(彼女)であるヒロインが登場して、ダベリ的な雰囲気から当然のようにおっぱい揉み始めるのとか超良いよね。互いに冷静ぶりながら、会話を絶やすことない状態のままどんどんエロいことが始まっていく。正確には主人公側はヒロインにメロメロで冷静さも失わされてる状態なんですが、それはあくまでも内心に留めて……というのが良い。彼女に振り回されつつ、感情を抑えつつ、エロがノンストップで進行、加速していくのが最高。
 緩急というか、一時停止的に通行人から隠れる場面が挟まるんですが、それを猫の鳴き真似で回避するという冗談みたいな展開……かと思ったらヒロインがそのまま猫真似で誘ってくる、というページめくりの展開が衝撃的でした。ここ絶対「危なかったですね」的な一呼吸入れる場面になると思うじゃないですか。それをヒロインが一歩先に行って、誘ってくる。それもめちゃくちゃエロい形で。よく考えたら劇中で主人公がヒロインのことを「かわいい」って言う場面ってエロ漫画的に難しいというか、どんだけ自信あんのって話なんですが、正直その通りとしか思えない迫力がありました。その後もふざけながら猫真似を続けたりするのも最高でしたね。ここらへんはセックスが激しくなって単にヒロイン主導という感じでもなくなるんですが、それでもマウントを取ろうとするヒロインの心理という部分も魅力的。可愛いことされたらまたプレイが激しくなってヒロインは主導権を手放すことになるんですが、そこらへんの心理の捻れも良かったと思います。
 ピロートークとなるような場面でフェラしながらってのも良かったし、顔射の場面でのヒロインの恍惚というか、幸せそうな表情が下品ではなくむしろ上品な印象すらあるんですよね。ここで生徒会長としての面を思い出されるというか。さらに言うと、この顔射という行為が会長の過去のイジメと重なる演出をされてるのも面白い。主人公に救われたというか、まさに上書きされたような感じですよね。物語的な要素は少なめな作品なのかと思ったら最後に驚くような背景が描かれる。エロくてすっかり忘れてたけど、登場時にヒロインがびしょ濡れだったのはそういうことだったのか……からのエピローグですべて解決するw このビターになりすぎないバランス、ハッピーエンド感、主人公の王子様感。その鉄槌を下す場所が女子トイレってのも素晴らしかったです。気が利いてる。

『セーラーマント2』mogg

 続編。前作はたしかに「2号ちゃんはー??」と期待してしまう内容だったんですが、本当に実現するとは。
 組織の掘り下げもされるし、1号も脇役として登場したりシリーズものとしての魅力もあるんですが、本シリーズの肝って正義側ではなく悪の組織側にあるんじゃないかしら。荒唐無稽な科学力による何でもアリ感が本作で一気に加速した感があって、そこが面白かったです。VRの超すごい版とか出てきて、それが前作との繋がりにもなってて良かったですよね。「こういう続編になるの?」という驚き。さらには洗脳的な要素も出てきて、それを用いた百合展開まであって要素が多い。いいぞ。シリーズものとしてこういう加速、拡大をするとは驚きでした。単に話の続きではないオモシロがありました。
 洗脳からの百合展開が本作の大きな飛躍で、それは被害者である市民なんですが、そこからその要素をさらに加速したところで本作が終了。まさかのクリフハンガー!! シリーズ展開続ける気満々じゃないですか。前作の段階から考えてたのかもしれませんが、前作のとき以上に「次回を待て!」感のあるエンディングで驚きでした。前作は1号の危機に2号が助けにくるオチだったんですが、本作ではその真逆の展開になってますね。事務だか上司のオッチャンいるんですが、彼はどういう扱いになるのだろうかw

『あねーずターゲット』オクモト悠太

 義姉ものなんですが、その義姉が2人。豪華である。タイトルの「あねーず」は sister's の意味ですが、sisters という複数形の意味でもあっったりするんじゃないかしら。
 主人公がエロ下着を見つけてしまい「どっちのなんだ!?」と困惑しつつエロの世界へと陥っていく。謎が物語の求心力になってるんですが、 “どっちもエロ下着だったんだ…!!” となるので笑いました。そもそも2択ではなかったw 想像してたものが倍になって来る、というのがエロ漫画らしいインフレ感で素晴らしかったと思います。結局どっちの下着だったんだよ、とか気にならんこともないですが、サイズが同じだから2人の共有のものという可能性もあるのかな。
 当然義姉2人が主導で進むんですが、S的な責めになりすぎないバランスもすごい良かったと思います。ヒロイン2人のキャラクター的にすごいちょうどいいバランスだったというか。メガネの方とかややキツめの言葉を投げかけてくるんですが、陵辱というほどのプレイをしてくるわけでもないですよね。何なら最初から主人公のこと狙ってた、好きだったんじゃないか、みたいな想像の余地すらあるバランスだったと思います。2人のキャラクターの違いがギャップで「どっちも良い」という魅力になってましたよね。

『清く淫らな僕らの事情』翁賀馬乃助

 後編。1ページ目1コマ目、アパートの階段が描かれてて、階段に花の鉢が置いてあるんですが、これ単行本『粘膜』の目次ページに描かれてるのと同じ光景だと思う。手元にある人は是非見比べてみてください。あれは『蜜月のあと』のアパートってことだと思うんですが、本作はそこと同じ場所なのかしら(デザインを流用しただけの可能性もあるかも)。
 それはさておき後編。前編は何やら重大そうなメールがヒロインの元に届くところで終わったので、後編は当然そこが気になる。すると後編の冒頭で “ああ龍成? アイツ今日お泊まりなんだ” となる。なるほどこのことかと納得するんですが、本作のラスト、エピローグにて “お義母さんから連絡あったの” という話になるんですよね。実はこっちだったのでしょう。今号は『卒業reward ~fin~』もそうでしたが、ちゃんと凝った作りになってる前後編はマジで面白さが段違いですね。前編でセックスどころかキスもしてなかったので、後編でキスをする場面がめちゃくちゃエモい、という意味でも共通してたと思います。建前的な関係としてエロいことになるが、後編ではついに互いに本音をぶつけて……という感じの構成ですよね。どちらも。めちゃくちゃ良い。
 んで本作。2人が一線を越える場面として “…下心が… いい…” とあってマジ最高だったんですが、このセリフ、前編における “そうじゃ… なくてさ…” と近いものがある。ヒロインの奥ゆかしくも積極的に一線を越えてくる感じがめちゃくちゃ魅力的。大人特有のめんどくささ、回りくどさという感じもあるかもしれない。インモラル全振りというほど極端ではないけど後ろめたい関係であるという本作独特のバランス。じりじりと詰め寄る感じ。
 前作の要素としては “…前に言ってた 好きなひと…” とヒロインが聞いてくる場面も良い。この問いかけ、自分のことだと分かってて言ってるっぽいじゃんですか。ラブコメ作品だとつい鈍感ギャグとかになりがちだと思うんですが、分かってるけど聞く、という大人感、大人同士の駆け引き感がすごい魅力的。自分は好きと言いたいけど、質問することで相手に先に言わす、みたいな駆け引きも感じます。それと、前編のときにはまだ好きな人が誰なのかヒロインは分かってなかったんじゃないかなぁと思います。その変遷も良いですよね。
 エピローグがベランダで煙草を吸いながら2人の今後について話し合う、ってのがも大人感のある余韻で好き。話題としては暗いんだけど、2人の関係についてはハッピーエンド極まりないのも良い。最後の “…転職しよ” が笑えるんですが、秘密の関係みたいなロマンを重視せずに現実的な選択を取るのも生々しい。エロ漫画にあるまじき誠実さを感じるw

『ドはまり!鰐久地さん♡』八樹ひより

 ワニマガ作品特有のワニ小ネタではなく、ワニの口、いわゆるギザ歯。それを強調するマスクというアイテムも良いし、そっからヤンキー感に繋がるのも魅力的。一応男女1対1の作品ではあるんですが、ヒロイン側にヤンキー仲間がいて、そこにも明確なキャラクターがあるのが良いですよね。そっちともエロいことになってほしいと思うかは派閥が分かれると思うんですが、メインのカップルを見守ったりちょっかい出したり、という感じが良いですよね。
 ヒロインのヤンキー感、攻撃性とのギャップという意味でか、主人公がかなり可愛い系によってて、「これはこれで……」となる人もいるでしょう(私です)。ヒロインの不器用なアプローチに振り回されてる感じも魅力的なんですが、やっぱヤンキー友達にちょっかい出されてる感じも良いんだよなぁ。ほっぺつままれてる場面とか完全に可愛いの権化と化しててとても良い。たぶん同い年だけど疑似的なおねショタっぽい2人の関係性が大好物なんですが、ヒロインのヤンキー性、変態性に対して主人公が逆ギレする展開になる。ちょっと下克上的でもあるのかな。ヒロインの強がってるけど脆い、というかチョロさすら感じるあたりも魅力的だし、そんな彼女に対する好意の裏返しとして逆ギレ的に暴走してしまう主人公も可愛らしい。 “お前も所詮はチンポ脳のオスガキなんだよ” という言葉責め的なハイライトになったかと思うと「お前も」に反応した主人公が爆発。そこでキレるってのは独占欲というよりは裏切られた気持ちが強かったんでしょうね。その前に “僕たち… 付き合ってるんだよね?” というセリフが可愛すぎてブチアガったんですが、あの逆転展開はこのセリフから繋がってると思います。
 そんな下克上的な展開。主人公がショタ的な魅力に溢れてたんですが、逆転してからのバックで攻める場面とか、かなり彼の体が筋肉質に描かれてるのが印象的でした。ただ可愛いだけのキャラじゃねぇぞ、と言われてるような気分になるというか。こだわりというか、描写の細かさを感じる場面。
 からの誤解がとけてクライマックス。下克上っぽい雰囲気もあったけど結局はかなり純度の高いラブコメだったわけですね。2人の関係が対等になり、より深くなるために必要な儀式だったというか。
 エピローグではヒロインがマスクを外していて、2人の関係性の変化を象徴してる。ここでの2人が互いに甘噛みしてるようなケンカ、小突き合いをしてるのがめちゃくちゃ可愛かったです。エロパートとは違った魅力。そこにヤンキー友達がちょっかい出してくる感じもめちゃくちゃ良かったですね……。あのままエロいことを期待するべきなのかは非常に悩ましいんですがw

『妹、借りてみた』明石六露

 リアルの妹に嫌われてるストレスでレンタル妹を利用したら、リアル妹がやってくる。嫌がられながらもデートするんですが、そのデートプランが意外と好評ってのが良いですよね。兄は妹との思い出を参考にそのデートプランを立てたんですが、当然それがリアル妹にも刺さる。
 そっからホテルに行って流れるようにエロいことになるんですが、そこでの妹の陥落具合が良い。ある種のツンデレ感はあるんですが、劇中で描かれるデレはあくまでも性感に対してのみですので、いわゆる「お兄ちゃん大好き」的な要素は皆無。感じ悪い妹は最後まで感じ悪い。このバランスが良かったと思います。エロ的に攻めたら簡単に落ちるので、チョロさはあるんだけど、素直になれなくてツンツンしてた的な話ではない。生意気な妹を屈服させるような話でもあるんだけど、妹は妹なりにエロを満喫してる風でもあるので、そういうダークさはあまりなくて、そんなカラッとした感じが本作の魅力じゃないですかね。素股で出したあとの “あと一時間あるけど” “どーすんの?” と尻をつきだして誘ってくる感じとかめちゃくちゃエロかったです。ここを快楽堕ちにしない感じが良かったと思います。

『ぬくもりの方にある』ICHIGAIN

 体と気持ちがデカい後輩がやってくる。ICHIGAIN作品で定期的にある激エモ路線の作品になるのかな、と開幕の段階では思ったんですが、それでもコミカルな印象も残ってるのはこのヒロインのキャラクターによるんでしょうね。好きの感情がダダ漏れで、そのことを漫画的にあの手この手で表現してくるのが楽しい。ちょっと動物的な印象もあります。言葉以外の情報で何か分かっちゃう感じが。ヒロインの心の声が文字としても描かれるし、吹き出しの中の絵としても描かれる、描かれまくって、それが気持ちがデカすぎて感情をうまく言語化できてない感、整理できてない感としてすごいしっくりきました。先輩もただの竿になってなくて、ちゃんと血の通ったキャラクターになってるんですが、ヒロインの方のキャラがあまりに濃すぎるのでどうしても印象が薄くなりがちだったのではないでしょうか。読み返すと細かいところで人格というか、考えがしっかりあるキャラクターになってて面白かったです。
 メインウェポンとしては何と言ってもヒロインの大きな体格で、要するに体格差カップル。先輩の方がかなり紳士で、互いに優しさに溢れたセックスになるんですが、いかんせんヒロインの体が大きいのでパッと見めちゃくちゃハードなプレイしてるように思えるのが面白かったです。先輩が振り向いてキスして、という場面はめちゃくちゃ感動的で、そこからヒロインが力一杯抱きしめるんですが、体と気持ちがデカすぎるので端から見ると「先輩死んじゃうよw」みたいな感じになってるのが最高でした。足まで絡めてるのとか良いですよね。
 タイトルにもある「ぬくもり」。布団の中でセックスが進行して、先輩が正常位で攻めてくるときも布団が大きな効果をあげてる。 “せんぱいにつつまれて…” とヒロインは言ってるんですが、体格的には全然包めてなくて、それを布団でカバーしてる形ですよね。逆にヒロインが上になったときの包んでる感が異常で、それもヒロインの気持ちのデカさとしてすごい象徴的だったと思います。
 気持ちのデカさという意味ではヒロインがエロパートで(厳密にはその前のキスシーンから)終始泣いてる。泣きっぱなし。ここまで涙まみれのセックスってエロ漫画の中でも珍しいと思うんですが、そこが彼女の気持ちのデカさであり、本作の特異性の部分だったと思います。最後に泣くとかはよくあると思いますが、ずっと泣いてるって珍しいよなぁ。言われてみれば別にそういう子がいても不思議ではないんですが……とど真ん中ストレートすぎて虚を突かれた感。

『ツーサイドゲーム』アシオミマサト

 ゲーマーカップル。特にeスポーツ寄りですね。アスリートというか、他の物理的な運動競技の話に置き換えることは可能だと思います。あらすじレベルとしては。細かい部分では当然違うんですが、一番重要なのは常にインドアって点ですかね。特に練習。同じ部屋で2人きりなので、当然そういう雰囲気にもなる。なるが、最後まで行くのは大会が終わってから。この焦らしというか、人参ぶら下げられた感じが良いですよね。ここらへんは他の運動競技でも成立する話だと思います。それが常に2人きりなので我慢の度合いがより強い。
 からの大会。あっさり負けてるので笑いました(けど準優勝)。セックスは優勝のご褒美ではなく、あくまでも大会が節目ってだけなので結果は関係ない。というか、2人ともプレイヤーという点がeスポーツらしい特徴で、だからこそ2人の間に差がないんですよね。性格的な問題でヒロインの方が上に立ちがちですが。チームとして大会を通じて絆が深まって、その情熱をセックスにぶつける。あくまでもゲームは2人のコミュニケーションツールだったというか、2人の相互理解の一端であったという感じが面白い。
 本番。初めから最後までバック。珍しい構成だと思うんですが、バックの意味という部分に注力した内容なので面白い。支配感、一方通行感も当然あって、主人公の心理としてはそこに酔ってる感じもあるんですが、ヒロイン側としては被虐というよりは初々しいニュアンスも強かった気がします。いつもは気の強い彼女がこんなに……というギャップに男側が燃える話なんですが、彼女側はバックで枕に顔をうずめながらなので顔を見られない。見られないからこそ素直になれる、みたいな感じがあったんじゃないですかね。カップルの初めての形としてちょっとこういうのも生々しいというか、マジでこういうカップルいるんじゃないかしら、とか説得力を感じてしまった。別に愛がないとかそういう話ではない、と明確に分かるのが良いですよね。

『マッチ完了』トウ

 魔法のアプリ的な話。なんですが、タイトルにもあるようにマッチングアプリ風。ここが面白かった。催眠アプリとかアプリ系の作品の中にも種類はあると思うんですが、これは初めて見ました。流行のアイディアを取り入れてるとも言えるんですが、それをエロ漫画にした際の特別なオモシロが生じてて最高でした。
 とにかくいろんな女の子が代わる代わる出てくる話なんですが、アプリの中のハッシュタグで好みの女の子の属性(趣味とかもあるけど使わないw)を指定すると、マッチした女の子がふらふらと近づいてきてそのままエロいことになる。あくまでもどんな女の子かを指定するのであって、エロの内容を指定、命令するわけではない。そこは自然とエロいことになるので安心w ここの独自性ですよね。最初は髪型とかを指定してたんですが、味を占めて調子に乗ってきた主人公は「巨乳」とか指定したりして。そして、極めつけが「処女」ですよ。プレイ内容の指定ではないけど、エロに直結する情報であって、主人公のスケベ心の発露が分かりやすかったです。さらには、「黒髪ストレート」「清楚」の羽村さんをセックスしたくて「処女」の設定を足したんですが、別の子が現れてクライマックスはそっち。羽村さんとの期待は外れることになるんですが、ひょっとしたら羽村さんは処女ではないのか……? みたいなアプリという特殊設定の中のある種の心理戦、情報戦みたいな要素が発生してて漫画としてもめちゃくちゃ面白い。
 んで、「処女」でマッチした上野原さんとセックスまで至ることになるんですが、この上野原さんがめちゃくちゃエロいんですが、前提として処女なのが良い。若干の耳年増感というか、処女をこじらせていろんな情報をかき集めたエロさになってる。キスの場面がエロかったんですが、 “こうすると脳がとろけるって本で読んだから… とろけた?” というセリフがあったりして、若干の独りよがり感というか、練習したテクニックを実践してるみたいな印象も湧くのが良いですよね。やり慣れてる子だったらこの味わいは出ないし、逆に初々しいカップルの純情ストーリーでもこうはならない。本作の不思議な設定ならではの唐突さみたいなものがある。エロさと話の面白さが相互作用になってるんですよね。水と油じゃなくて。ここがすごい良かった。

『あさがた』夏彦

 あるカップルの日常。この日常感がめちゃくちゃ良い。説明的なセリフが少ないし、そもそもセリフが少ない、セリフの情報量が少ない。2人が口数少なく接近し、それほど感情の高まりもないまま当たり前にエロいことを期待し、そのままずるずると。エロが始まるまで心の声は一切ないんですが、それが恋人の淡々としたリズムという感じでとても良かった。恋人に憧れる、恋人のセックスに一番憧れるのってこういう日常的なずるずるとした関係かもしれませんね。もちろん記念日とかでドラマチックで感動するのも羨ましいけど、特に何もないけどちょっとその気になったので相手にお伺いを立ててそのままやる。良い。めっちゃ良い。このお伺いを立てるパートも恋人同士の心理戦って感じで最高だったと思います。スケベ心を見抜かれてちょっと意地悪されるけど、とはいえ相手も拒否するわけもなく……みたいな関係。生々しくていいなぁ。人のセックスを覗き見するような感覚。
 エロ的な攻防に関しては彼氏の方が圧倒的に強いんだけど、そこを彼女が気持ちでカバーして、その好意に彼氏の方も少しほだされる、みたいな関係性も素敵。単純にSとMの関係ってわけではないんですよね。そこまで極端じゃない。その中間にリアリティはあって、本作はそれを描くのがめちゃくちゃうまかったと思います。
 エピローグが次のセックスの予感で終わるのではなく、あくまでも健全なカップルのキラキラ感で終わったのも本作らしいバランスだったんじゃないですかね。こういうとこも好きです。

『夏休み29日目』肋骨

 夏休みの間空いた家を任せられたが、ひょんなことからお姉さんとの共同生活に。というオープニングから始まり、タイトルがちょっと遅めのタイミングで出るんですが、このタイトルのコマ(つまり29日目)でヒロインがもう居座りきってるというか、緊張感ゼロの関係になってるのが良い。過程をすっ飛ばして29日の共同生活後の話。感謝もあるが主人公のことを若干ナメてる感じもあって、そんなお姉さんの魅力が良い……という話。謎のマイクロビキニで笑ったんですが、ただのセクシーアピールというのもあるけど、やっぱ主人公のことをナメてるってのもありますよね。居候なのに我が物顔感あって、その逆転感。多少腹は立つけどお姉さんエロいし……と屈服してしまう主人公の情けなさが良い。分かるぞ。分かるし、分かりたい。
 エロパートに入ってからも年上ヒロインが精神的余裕を感じさせるようなセリフを吐き続けるのが良い。主人公にキョドり感、動揺感もあるんですが、29日の共同生活で心はすっかり許した間柄なので照れながらも素直な面もあって、それをヒロインが真正面から受け止めてくれる感じとか良いんだよなぁ。振り回されてるようでもあり、優しくリードされてるようでもある。ここらへん年上ヒロインものとしての魅力の純度が高くて最高でした。

『チョコ味』かるま龍狼

 バレンタイン。千代子と玲人でチョコレイト。玲人とか普通にいそうな名前で感心しました。
 komifloコメ欄だと普通の設定に驚いてる人がいて笑ったんですが、単行本が出て一区切りってことなんですかね。バレンタインという別のコンセプトが優先したとも取れますが。
 不思議設定ではないんですが、2人のおっとりした感じとか、ハプニングに対して驚きながらも受け入れてく空気は不思議設定系と似た魅力だと思います。チョコ味のコンドームから話は始まるんですが、実際にかぶせてみたと思ったらヒロインが迷わず味見してくる感じとかすげぇ良いですよね。味の確認という体裁があるのでただのフェラというよりは舌全体で舐める感じが強めなのかな……と想像が膨らむ。
 エロとは気づかずコンドームに手を出してしまう話ということもあり、生活からエロへの境が曖昧。ヒロインのパンツ以外は服を1枚も脱ぎきらない。ずらすだけで行為に至る。それが可能な2人の衣装というのも素晴らしかったと思います。無理してる感が出ないんですよね。初めて一線を越える2人の話なので初々しさも必要なんですが、それを阻害しない。やっぱ着衣って良いよね……。

異世界はこう抜く』F4U

 第21回。新年一発目ということで、インキュバスで初夢回。なんですが、ちょっとインキュバスくんが可愛すぎてですね。完全に不意打ち食らいました。童貞のインキュバスがまくら嬢に優しくもやや強引にリードされる感じとかおねショタの良さ全開ですし、夢ということでまくら嬢の衣装がいつもと違う、という点もシリーズものとしての目新しさじゃないですかね。まぁ、とにもかくにもインキュバスくんが可愛いのでグサグサ来ましたよ。最後にこんなボムが待っているとは……。
 以下脱線。童貞なので淫夢を作れないの件。私、思春期の頃ちょっと明晰夢ができたんですよ。夢の中で夢だと認識することで夢の中を自由に動けるようになる奴。ある日の夢、ちょっとエロい雰囲気になった状態で夢だと気づき、そのまま起きずに明晰夢突入。当然見たいじゃないですか。触りたいじゃないですか。欲望を爆発させてエロまっしぐらだったんですが、オラッ! とお股を覗いたら暗闇でした。影になってて見えないイメージ。明晰夢だから「そうか知らないから見れないんだ」と頭の片隅で冷静に判断し、納得しながらもエロい気持ちは萎えませんでした。あのとき経験もしくは無修正を見たことがあればどこまで行けたのだろうか……(今は明晰夢できない)。

「読者コーナー」

 扉イラストが鬱ノ宮うかつ先生で、読者コーナーだろうと容赦のない部屋描写で最高でした。というか、どういう状況なのこれ……。漫画になることはないと思いますが、すげぇ気になるw


 ツイッターのアンケート企画。今回はメガネだ!! しかし、ここはいつもハラハラするような質問を不躾に投げてきますねw
 「外すな」が圧勝だったんですが、「外せ」との2択だった影響もあるんじゃないかと思います。「外してもいい」だったらもう少し増えてたのではないか。私ならそうなる。キャラクターやドラマ、演出の関係で外れるみたいなパターンも好きです。


 終わり。今月は早かったね……と思ったんですが案外そうでもない気がしてきた。もう10日過ぎちゃってますからね。おかしいな。結構急いだつもりなんですがw
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 読者アンケート。面白かった作品3つですが、『卒業reward』『清く淫らな僕らの事情』『異世界はこう抜く』かな。前後編はいいぞ、と強く感じだ号でした。あとインキュバスくんの魅力よ。

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