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— Komiflo (@komiflo) 2021年1月9日
リニューアルでござんす。
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「表紙」れぐでく
勝手なイメージでしかないんですが、意外な人選でした。れぐでく先生。嬉しいですけどね。こないだのビーストでの『リモート』マジ最高でした。2020年でエロ漫画10本選べと言われたら間違いなく入れる。いや、3本でも入れる。何ならベスト。
んで、表紙。死神だと思うんですが、巨大な鎌が目立つ。weeklyの差分表紙って小道具持ち込むのが割と定番になってると思うんですが、歴代持ち込みアイテムの中で屈指のデカさなのではないでしょうか。エロと直結するアイテムではないので、これをどう使うのか楽しみです。てか、リニューアルしたけど、来週以降もれぐでく先生だよね? たぶん。
『倉井海月は隣人でもいい』ヨシラギ
続編。最後に出てきたのが前作の主人公……と思ったら違った。前作は奥野くんで、最後に出てきたのはその前任者である前田くん。だとすると前日譚なんですかね。前田くんが退院してカムバックしたと考えると普通に後日譚という解釈も可能なのかな。普通に仲良しな感じが一瞬ながら垣間見えて微笑ましかったです。前作はもう少し暗い雰囲気で、それ故の甘美さが魅力だったと思いますが、本作はそれよりもカラッとしてるというか、明るく享楽的な雰囲気ありますね。ただ同じキャラで同じ話を繰り返すだけではない、シリーズ展開を感じる。
シリーズ展開という意味だと今回の主人公、隣人。話が学校の外に移り、マンションへとシフトしましたね。ヒロインの部屋を中心にエロいバイブスがマンション全体へ伝播していく、みたいな雰囲気も感じました。
今回はタイトルの通り「隣」がキーになっていて、最初はうるさくて壁ドンした主人公が騒音を立てる側になり、その隣の人妻に聞かれる……みたいな話だと思ったら違ったw すげぇ軽いノリで冒頭の人妻も連れてくるので笑いました。元からあちら側の人間なのか、調教されたのかは分かりませんが、完全にネジが外れてる側の存在だったと明らかになる衝撃。憧れてた理想は崩れる別の意味で理想的な状況になるので……という落ちていく快感。
3Pといっても1人とやったらもう1人が出てくるという形なので、1対1が2回続くような感じ。ただ、その倫理観ぶっ飛んだ場を倉井海月が支配していて、その感覚が魅力的。ラスト、人妻に中出しする場面でお腹に手を当ててるのとか、小さな描写ながらすごいエロいかったです。お腹越しに挿入の感覚を感じ取っているのが良い。倉井海月はほとんどエロには関わらないし、乳首が見えるコマもないんですが、存在感はしっかりあって、それが人妻とのセックスのスパイスになってたと思います。
『隣の秋山さん』UREC
隣人ネタ続くので笑った。そこまでメジャーなジャンルではないだろうにw 両作に言えることだと思いますが、隣人ものは社会的属性が異なる男女の交流って部分が魅力ですよね。本来なら関わるはずのない2人がちょっとしたキッカケで近づいていく、というトキメキ。日常から一歩外に踏み出す、もしくは誘い込まれるような感覚が魅力の根幹にあると思います。自室という究極のプライバシーが物理的にものすごく近くにある他人、という距離感が独特で隣人ものでしか描けない良さを感じます。それと、日常を壊すエロの音として、隣の部屋から喘ぎ声が聞こえてくるってのも両作に共通してましたね。
日常の延長線上という意味で、エロが始まっても2人がなかなか脱がないのも良かったです。エロくない関係からずるずるとエロい雰囲気になってそのまま……という境目がない感じが良い。まぁ、単純にスーツ女性好きってのもあるんですがw 脱がずにおっぱいだけ出すとかロマン重視で嬉しい展開だったんですが、にしても上着すら脱がずに終わるのは驚きでした。徹底してるというか、こだわりを感じる。全裸になる場面はないまま、衣装チェンジするエピローグ。裸でピロートークではなく、ちゃんと風呂入り直して、着替えてから。ここで再び日常に戻るような感覚。
『苦くてすっぱい』層積
恋愛を甘酸っぱいとか表現することは多いですが、甘くなくてすっぱい。そんな大人感としてコーヒーを持ってきたのもうまかったです。コーヒーをただのカフェイン摂取の副産物ではなく、ちゃんと味わうものとして認識してるからこそコーヒーに対して「すっぱい」という表現が成立するんですよね。ありそうでなかった着眼点でとても好きです。
同じ大学に通ってるヒロインのバイト先の店で毎日コーヒー。さすがにバレバレやで……と思ったらコーヒー好きの部分がかなりガチっぽいので笑いました。オタク同士の意気投合みたいな良さもありましたね。そして、コーヒーを口実に自宅へ招くと、彼女の方からいきなり。コーヒーガチ勢っぽい描写が強烈だったので普通に驚いてしまいましたw
この時点でヒロインの優位性が確定した感あるんですが、ヒロインの “気付いてたよ 私に会いにお店来てたの” と言われた主人公がやや悔しそうに “…気付かないフリして遊んでたってこと?” となるのが意外で良かった。正直 “気付いてたよ” とか言われるの大好物すぎてこの時点でゴールだったんですが、それに対して不服そうになるのが良い。ヒロインが “ごめんね 可愛くって つい” となるのも分かるというか、2人の関係の上下がより強固なものになった感があってとても良い。結果だけ見て、身も蓋もないこと言っちゃえば、めちゃくちゃエロい人に捕まったって話なんですが、要所要所にエモみが混じってくるのが本作を独特の味わいにしてたと思います。このバランスめちゃくちゃ好みでした。ヒロインの積極性とかかなりのものだと思うんですが、大学生同士の青い感じもしっかりあるんですよね。かと思ったらフェラで口内射精した際のコマとかめちゃくちゃエロに振り切れててこれまたすごい。その前のヒロインの顔にチンコの影がかかる描写も好きなんですが、ヒロインがエロすぎてちょっと手に負えなさそう、と心配になる感じが良いんですよね。
からのエピローグ。ここでまたエモめな雰囲気になって、主人公が勇気を出して……言わないんかい! というバランス。直前の『隣の秋山さん』のエピローグだと今後の付き合いについて確証を得る形で話が終わるんですが、本作はそこが宙ぶらりんのまま終わる。ハッピーエンド感はあっちのが強いんですが、余韻という意味では本作の方が強い。飲み終えたコーヒーの苦み、酸味が口の中に残るように……みたいなこと言いたくなってしまうからずるい設定だw
終わり。3本全部読切でしたね。分割なしの。正月で特別扱いだったのか、生産ラインが確保できたのでリニューアル後はずっとこうなのか。まぁ分からんので来週以降ということで。今年もよろしくお願いします。
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