北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.62の感想

 月刊の方の快楽天の感想も書いたので良かったら読んでね。

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『鬼祓い事件譚 弐』tes_mel

 おおっ、続編。前作はその前の女騎士の話と対になってるような印象を受けたんですが、こっちがシリーズ化。まぁ、こっちのが最終的な決着が明るかったので納得もある。てか、tes_mel先生、そろそろweekly的にもお馴染み感すごいですね。数もすごいし、シリーズ作まで生まれてしまった。
 ということで続編。アヤカとイケメン鬼のラブラブ生活を描くのかと思いきや、別軸。キャラではなく世界設定を広げるタイプの続編。アヤカかっこよくてかなり好きなので残念ではあるんですが、主人公を女性に固定してしまうと今後やれる選択肢が狭まる、というのも分かります。てか、あのイチャラブエンドを考えたら竿も固定ですね。和ファンタジー世界を堪能するためには別キャラに移るのが必要だったのでしょう。
 主人公交代。今度は男。つまり、ヒロインが鬼。ここが続編としての魅力ですね。アヤカの衣装とかすごい好きだったんですが、今回はもっと分かりやすく、鬼。この設定で鬼をイケメンだけで終わらせるのはもったいない、みたいな感じでしょうか。ありがたいですw メタい視点で考えれば「今度は鬼がヒロイン!」と最初から分かるんですが、ちゃんとフリとして鬼が怖い存在として登場する。ギャップを生むための儀式みたいなもんなんですが、この登場場面が普通にかっこいいので漫画的に楽しい。それでいて、よく見るとおっぱいは確認できるので「やっぱ女性だ」と安心もできるw
 そんな鬼。アヤカはかっこいい系で大好きだったんですが、今回はちょっと可愛い系の印象も受けました。まぁ、前作と違ってどんだけシリアスな雰囲気で煽っても続編な時点でオチは見えてるので、前作ほどシリアスな雰囲気に振り切れないという兼ね合いもありそう。ただ、これはこれで普通に可愛い。やっぱ角が良いですよ。角が。

『僕たちの口実』ミナギリ

 第2話。後編。いよいよ3P突入。中本先輩ワンチャン……は当然なかったw 今回あった事件も中本先輩には秘密という結論に至るので、ますます中本先輩に疎外感があるんですが、彼には幸せになってほしいw
 西川先輩が参戦するところから後編が始まるんですが、やはり気になるのは彼女の真相。というか真意。彼女は本当にキマっているのか。そこに対して西川先輩の自白が描かれるのではなく、あくまでも主人公視点で “西川先輩 演技下手だなあ…” と明かす。結局のところ、彼女も媚薬や酒を口実にしてるだけなんですが、この自白はしないけどバレバレというバランスが大事。本作のメインテーマとも言えるかもしれない。その直前、西川先輩が挿入させる場面で伊吹先輩が “お前 本当は媚薬なんて” と言い掛けたタイミングで西川先輩の方が強引に入れて話を遮るんですが、要するに「そういう野暮はことは言いなさんな」ということですよね。その後も各人が自分に言い聞かせるように「媚薬が効いてる」「キマってる」というセリフが連発する。もはやエチュード、ある種の集団催眠でもありますかね。3人がそれぞれ共犯関係になっていて、だからこそ互いによりエロいことを求めるようにプレイ内容がエスカレートしていく。ひょっとしたら本当に媚薬キメたよりも効果あったんじゃないですかね。詳しくはないけど、媚薬って所詮は性感を高めるだけだと思うので、今回みたいな「よりエロいことを」という思考には直接至らないと思う。
 強いて言うなら、伊吹先輩だけはあまり「口実」を感じさせるセリフが少ない。彼に関しては、一切のところどこまで考えるのか分かりにくい。おそらくだけど、あの3人の中でも最も「口実」という媚薬効果が現れてない。というか彼が正気だからこそ残りの2人が口実を成立させるためにより加速する、みたいなことだったのかもしれない。
 そんな伊吹先輩、かっこいい先輩なのかと思ったらエピローグでだらしない一面が明らかになる。マイペースというか、空気が読めない、鈍い、みたいな側面もあるのかもしれない。俺たちの中本先輩の方が信頼できる……のかも(彼は彼で軽薄だと思いますがw)。


 終わり。3枠目はキービジュアルコレクションでした。比べてみると最初からビキニな撫子さんは技ありだったと思います。
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