北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.45の感想

 先週は休みでしたね。気づいた瞬間「今日ないじゃん! やった!」と思ってしまったんですが、これはおかしい。好きで読んでるはずだし、読んでて楽しい。感想ブログあるある……だと思う。

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「表紙」森ぐる太

 森先生3週目。前の『確信犯』のときにも表紙イラストやってたんですが、あのときは2週で交代だったのでおっぱい出して終わりだったんですが、今回はちゃんと全身脱ぐとこまで行く。シスターですので布の量が多いというか、全身覆われてるじゃないですか。それがついに脱げる……という感動がありました。すごいエロかったです。見比べてみるとポーズが大きく変わってないのも驚きました。

『今日の反省会』西沢みずき

 西沢先生またかよ!! って言うと語弊がありますが、ペース早いのですごい。大量生産すぎる。
 作品群的にはついこないだの『せんせいとまさるくん』と同系列。2本セットみたいな味わいもあるかな。ヒロインがメガネを外すとドSに豹変、というメガネ使いまで一致してるのが興味深い。世を忍ぶ仮の姿としてのメガネ。仮面を外して正体を明かす、ということだと思います。変身シーンのようでもありますね。
 正直『せんせいとまさるくん』は過去最高にハマったので同系統で嬉しいんですが、大きく違うのは竿役。学園のアイドルと言えるような生徒会長、イケメンです。前作のまさるくんは世間からの評価も自己評価も低いタイプだったので対極のような存在ですね。前作はいじめたくなっっちゃう、みたいな存在だったんですが、本作だと落差、ギャップが醍醐味ですね。完璧と思われてる生徒会長が実は副会長のデクで、すべてを支配されてる。あんな立派に思われてる生徒会長が2人きりのときには……と女王様的にはゾクゾクするんだと思いますw 前作は先生と生徒という元から上下のある関係ですが、本作は生徒会長と副会長なのでそれが逆転する良さ。男視点だと社会的評価を投げ捨ててめちゃくちゃにされる快楽、だと思います。ただ、彼の場合は元がクズっぽいので実際は少し違うのかな。
 ドS責めが本当に素晴らしいんですが、『せんせいとまさるくん』同様にヒロインが責めてるうちに楽しくなっちゃってる機微がすごいリアルなんですよね。その様子に魅了されてしまう。今回はまだ一方的な責めなので肉体的な快楽は彼女にはないはずなんですが、心が満たされ本当に生き生きとしてる。どっちのが気持ちいいんですかね……とか言いたくなってしまうレベル。

『春をひさいでサクラチル』梅久

 「ひさぐ」で売るの意味らしいです。勉強になったなぁ。
 梅久先生、こないだのホットミルクで女装男子ネタやってて大好物だったんですが、系統が違いすぎるので驚きました。オッサンのオス臭がすごいw
 冒頭のタバコの火の光、1週間洗ってないチンコの臭いなど本来なら目には見えないものが漫画の中で線として描かれてるのが面白かったです。本作のテーマとして「感覚」があるのでその一環だと思います。
 美大を目指すヒロインが悪いオッサンに捕まってあれこれされてしまうんですが、そこに「感覚の開発」という要素が加わるから面白い。彼女を騙すウソに過ぎないと思うんですが、 “雄臭いちんこを嗅いでそれしか言えないのか?” から始まり、とにかく目の前の性に対して深く理解するように調教していく。調教作品でこのアプローチは初めて読んだので衝撃でした。エロによる支配を通じて五感を開発していく。単純に快楽堕ちのビフォーアフターを見せられるのではなく、五感を開発されたらどんなに気持ちよくなってしまうんだろう……と想像してしまう。ここが生々しいというか、真に迫る迫力がありました。
 ラストショット、ヒロインのツナギを股間だけ開いてそのままパンツをずらして指で責める。あの完全ピンポイントで脱ぐのも新鮮でした。てか、振り返ってようやく気づきましたが、まだおっぱいも出さないまま終わっちゃったんですね(続く)。心理的な迫力、エロの説得力があるので大事なことを忘れてましたw

『きょうのふろく』れゐぢ

 #5。
 初回以来の「くそびっちつぐみちゃん その2」。エロ漫画的なエロ体験を期待するも期待はずれに終わるつぐみちゃん。今回は普通に援交してるんでもう不可避だと思うんですが、まさかのオチで笑った。笑ったけど、どんな人が来るか分からないという意味では援交というテーマに誠実なのかもしれないw 彼はなぜ風俗店ではなくリアルJKとの直談判に至ったのか、という部分が最後のオチで納得させられるのがすごいですね。たしかにこれは援交じゃないと満たされない願望。
 「砂の…」。無人島にたどり着いた男が性欲を砂の人形にぶつける。人形にしっかり修正が入ってるので笑いました。まぁ、彼の目的を考えればもっとも造形にこだわる部分なのも分かるけどw
 時間の表示が丁寧に繰り返されて気になってたんですが、最後の最後に2020年になるオチで腑に落ちました。文明の進化によって彼の芸術(?)が思わぬ形で日の目を見る。とはいえ、彼にとって何の役にも立たない評価なので空しい。あれだけの才能をほっとくのは惜しいと思うので生還してほしいのですがw
 「腹ギャル その3」。3作目になり、もはやエロ要素ゼロの感動作w 純度100の良い話オチで最高でした。2人には幸せになってほしい。2人なのか分からんけど。
 予想外だったからもあるんですが、感動してしまったのはちょっとコロナによる外出自粛の影響もあるのかなと思いました。家に閉じこもってストレス貯まってたのが旅に出てキレイな景色を見て解消する、ってまさに今の我々に当てはまるじゃないですか。いや、作者がどこまで意図したかは自信ないんですが、腹ギャルに思わぬ感情移入をしてしまいましたw


 終わり。1週休みで調子狂う感じもあったんですが、まぁ読み始めれば、書き始めればいつもの感じで楽しかったです。
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