北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.20の感想

 ボジョレー飲みました(そのままの意味)。
kitaku2kitaku.hatenablog.com

『お漏らし♡ボジョレーヌーボー飴沢狛

 タイムリーなネタなので笑った。これからボジョレーを飲む読者も多いと思いますが、その際は是非本作のことを思い出してください。おしっこなんですが。
 1ページ目。美女が宅飲みでワインをごくり。まだ何もエロいことは起きてないんですが、このワイン、ワイングラスが後の展開への布石となってるのがうまい。要するにここで飲んだワインを彼女の中で濾過してグラスに戻すw
 SNSで出会った2人が宅飲み。ワイングラスも用意してあったり、料理も凝っててなかなか大人な宅飲みに見えるが……という導入。SNSで悪い男に捕まるみたいな話じゃなかったのが逆に驚きだし、そこが本作の魅力だったと思います。変態であることを除けば彼は至ってジェントルで、優しい人ですよね。この性癖のデコとボコが合致するような関係性は理想的だと思います。そう考えるとSNSでの出会いってのも少し納得かな。好きになった人が自分の性癖とマッチするかではなく、まず最初に性癖のマッチする人を探すという順番。健全な婚活もそうですけど、利点はそこですよね。合理的。それが性癖となるとその効果はより大きい。それがうまく、魅力的に描かれた作品だったと思います。
 んで、本題はおしっこ。おしっこの快感ってのは性器よりも原始的というか、幼いときから知ってるものじゃないですか。そして男女の差がないというのも大きいですね。アナルも外側は同じだけど、実際は前立腺の有無があるので少し違う。そう考えるとおしっこは男女共通の快感として面白い題材だと思います。「我慢してから出すと気持ちいいよね!」に共感できない人はまずいないと思いますし。それをエロに結びつけるかは人それぞれですが、入り口は共感性が極めて高いのでその部分を丁寧に描かれると「おしっこプレイ……アリかもな」となってしまう。
 挿入後もお腹を押すくだりも良かった!! おしっこ関係ない作品でも見られる行為ですが、本作はそこにもう一つ要素が加わるので余計にエロかったと思います。またこの小林さんの責めがSっぽくもありつつ丁寧でねっとりなのが良かった。性癖は合致するけど、まだそこまで深い関係ではない独特の距離感。
 すごい良かった。飴沢先生、女の子女の子した作品のイメージで、それはそれで大好きだったんですが、今回の大人っぽいヒロインも最高でした。大人の変態カップルという感じが丁寧に描かれてて素晴らしかったです。ラストカットにオシャレな感じでワイングラスが映り込むけど、おしっこ入ってると思うとおかしかったですw

『WEEKLY快楽天創造秘話』火鳥

 火鳥先生WEEKLYに降臨。後崎さんシリーズではなく『快楽ヒストリエ』路線……なんだけど、アナルネタがkomifloの方に隠されてて笑った。アナル関係ないじゃんw
 てか、本作を読むと飴沢先生の偉大さが身に染みるのがおかしい。まともなエロマンガが1本しかないんですが、その重圧に耐える作品でした……。シリーズではなく読切なのも良かったですね。と別の作品の感想。
 そういえば火鳥先生こないだのビーストでもkomifloネタやってましたね。それがより直接的になってるので笑いました。最後の作品ページとかマジ秀逸。1ページ目がしっかり読めるのも良いし、コメントも秀逸、そして「ショタ」タグ付いてるので吹いた。 “オレが勝手にコンテンツ化されてる~” もずるいわ。強すぎる。

エロマンガアカデミー」

 1時間目、えーすけ先生。テーマは「前戯描写」。新企画。コラムだ、超嬉しい。しかもえーすけ先生ってのがまた嬉しい。
 えーすけ先生がろくろ回しながらインタビューに答えるだけでなく、しっかりイラスト付き、しかも傑作『シルエット』のしーちゃんなので最高。手マンについてイラスト付きで語られるんですが、しーちゃんで実演してるみたいな雰囲気になってて大変エロい。下手な漫画載るよりエロい可能性すらあるで……
 追加インタビュー。前戯描写で自選してるのも良かったし、WEEKLYの『春の蝉』についても語られてて良かった。たしかに『春の蝉』は前戯がねちっこくて背徳感あってエロかった……。最後の一線の前でうろうろしてる感。
 すげぇ面白かった。漫画の枠が1つ潰れても文句言えないレベル。まぁ、私がこの手のコラム大好きなのもあるんですが。次回もめちゃくちゃ楽しみです。誰になるのかも気になりますね。komifloに「インタビュー」タグが出来てるので、近々あると思いたい。


 終わり。すげぇ変則的な号だったと思いますが、神様が編集長になったせいなので仕方ないw
kitaku2kitaku.hatenablog.com