北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書く予定です

COMIC快楽天 2019年10月号の感想

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 前号に比べて修正が露骨にキツくなってるので笑いました。明文化された基準もないと思われるので、チキンレースみたいな感じなんですかね。ちょっとサービスしすぎた、とビビりだしたのかもしれない。リニューアル直後のサービス期間だったとか。
 ゼロスも修正増してたので、次に気になるのはWEEKLY快楽天か。あっちは以前と同じだったら紙媒体の方に要因があると考えられる。

 あと、ビースト、失楽天コミメガα感想はサボりました。やっぱねぇ、きついんだよなぁ。無理を承知で始めたけど、やっぱ無理だったなぁ。失楽天が隔月化したため、ある月の密度がすごいことになってるんですよね。このままだと失楽天感想書けないので来来月は頑張りたいです。

快楽天 2019年 10月号

『大きな森の小さなおうち』mogg

 冒頭4/24ページがカラー。草原でのヒロインと複数の男のおセックス、という本作のイメージとして大事な部分が冒頭のカラーがどんと描かれてますね。男に顔がない、というのも大事か。
 動物好きのお姫様と、7人の男たち。筋骨隆々な大男たちなんですが、まぁ『白雪姫』ですよね。ディズニーの。7人の小人の変形と見ていいと思います。イノセントな印象や、動物好き、森の中での暮らしもそうですし。なので「昔々あるところに」みたいなものだと知らず知らずのうちに決めつけてしまうんですが、ラストがすごいw まさかの近未来。疑いの余地なく『猿の惑星』。世界一有名なネタバレですね。牧歌的な昔話かと思ったら近未来ディストピア、ポストアポカリプスだったわけで。この仕掛けはちょっと強すぎるでしょ。初読時、冗談抜きで爆笑してしまったんですが、正直作者の思い通りに踊らされすぎた感があって悔しさすらも湧いてくるレベルw
 それと冒頭のカラーページから印象的なのはナレーション。本作セリフがないんですよね。一切ない。ナレーションのみで進行するんですが、第三者目線ではなく、あくまでもヒロインの語りになってる。最初は単なるおとぎ話感の表現だと思ったんですよ。ただ、ラストの『猿の惑星』エンドを見たあとだと、「ひょっとしてまだ言語がないのか?」という可能性も出てくるのですよ。それこそ『猿の惑星』シリーズにおける人類のように。これはヤバかったですね。夢オチ級のすべてがひっくり返るラストだったわけですが、それが単なる驚きで終わらず「てことは……」と後引く。
 タイトルにもありますが、小さな島の話なんですよ。それがラストに描かれて、海の中にアレが映るw この島以外では猿が支配してると考えてることも可能ですよね。ちくしょう、『猿の惑星』大好きなんだよなぁ。観たくなってしまったじゃないか。エロマンガを読んでたはずなのになぜ……

『Soar!!』Hamao

 タイトルは舞い上がるの意味。調べましたw
 年下の可愛い彼氏と初めて結ばれるけど、主人公(年上ヒロイン)も処女で……。オープニングの1ページ目がセリフもなく秀逸なんですが、あそこで描かれる「初Hの失敗談」「大人の余裕さ」という検索結果、年上としてリードしてあげなきゃというドキドキでもあるけど、自分も初めてなのでそっちのドキドキも大きかったのですね。1ページ目は説明的なんですが、処女という事実は明示されてないのが秀逸だったと思います。まぁ、勘の良い人だったら分かるのかもしれませんが。
 2ページ目からがいざ本編という感じなんですが、語りは男の子の方。このスイッチ面白かったですね。準備万端でドキドキしてるヒロインの図が1ページ目で描かれるけど、本当の彼女の心情(処女な件)は隠されていて、その秘密がクライマックスにやってくる関係で物語の視点は男の子の方になる。
 10歳の年の差。10くらい別に……と思いますが、どうやら男の子の方は高校生以下っぽいですね。中学だと犯罪臭が増すので本作のキレイな雰囲気からは高校だと思いたいかなw とはいえ、前作は犯罪臭がメインとなった作品だったので何とも言えないか。高校生と思いたいんですが、この男の子が普通に可愛いのでショタと呼びたくなるのも事実なんですよね。年上ヒロインという魅力もあるけど、年下彼氏という魅力も同じくらいの比重であると思います。2人のドキドキがそれぞれ可愛いんですよね。互いに背伸びしてるのが。
 本作で特筆すべきはやっぱラスト。エピローグでヒロインがメガネしてるんですよー!!(メガネ好き) 目を覚ましたら年上ヒロインがメガネして頬杖で見守ってる、とか最高すぎるでしょ。「背伸び」が本作のテーマと言っていいと思うんですが、このメガネは背伸びを捨てた姿ですね。メガネにパジャマというラフな格好。気の抜けた姿も見せれるようになった、というのが2人の成長なのでしょう。メガネ好きのポイントとしては、メガネの度によって顔の輪郭がメガネの部分だけ凹んでるんですよ。これ目の悪い人のメガネあるあるなんですが、漫画やアニメだと当然省略されがちな部分です(めんどくさいから当たり前なんですが)。その凹みをしっかり描いてるわけで、Hamao先生好き……。

『つぐみちゃんのお願い』桃月すず

 お隣さんの娘と。ちんちくりんで小動物的な雰囲気のヒロインが可愛いのですが、それに萌え狂うというよりは「絶対手を出しちゃダメだ」のスタンスで一貫されてるのが良いですね。理性的な振る舞いが丁寧に描かれるからこそ無策に突っ込んでくるつぐみちゃんの猛攻によって崩される魅力が増すというか。堕落のドラマはやっぱエロいですよね。本作は爽やかで純愛ではあるんですが、理性がかなり強調されてると思うのでその分堕落のドラマとしての味わいもあったと思います。まぁ、堕落と言うと大げさですが要するに「可愛いなぁもう!」という屈服ですねw
 主人公が朴念仁ではなく、つぐみちゃんが自分に憧れてることも気づいていて、その幻想を怖そうと必死に抵抗する。ここが丁寧で良かった。いろいろ手を打つんだけど、そのすべてに「好き」で返すつぐみちゃんが強いw 汗とかおじさん臭のくだり面白かったですよね。何言っても効果がない愚直さも可愛いし、それと同時に2人の年の差を再確認させてくれる。
 青山さんがついに折れた……と思ったら手だけで済ませようとしてて偉いw つぐみちゃんがキスしたまま誘惑してくるのも最高でしたね。同時にチンコへの刺激も始まるのでそりゃ青山さんも無理だわw
 つぐみちゃんの母親もしっかり登場するし、背景にしてはキャラが立ちすぎなバランスも良かったです。あそこで母親の人格を感じるからこそ「手を出しちゃいかん」の説得力が増すと思いますし。あとはまぁ単純に胸がデカいですよね。最小限の出番なんですが、あれは気になる。つぐみちゃんも将来……とか考えてしまいますw

『Sister's Beach』雛咲葉

 アバン2ページやってからの扉が素晴らしい。まだエロの予感すらしないキャラ紹介を兼ねた日常描写からの扉でおっぱいドーン。それ以降は場面が海に移って非日常、というこの構成ですよね。基本的にエロマンガは日常から非日常への一線を越える話が多いと思うんですが、その境が扉として存在してるのが良かったです。女性キャラが複数いる場合、エロに発展するのはその中の1人ということも考えられるんですが、本作は扉で2人ともおっぱいが見えるので勝利が約束されるw
 姉妹2人の体型の違いも対比で楽しいんですが、やはりキャラクターですよね。主人公への迫り方が対照的で良かったです。姉の方は大人っぽく誘惑する感じで、妹は愚直に大好きアピールしてくる感じで。3人でのエロが始まってから、姉妹の2人が互いのことを意識してるような振る舞いがあるのも関係性が立体的になるので良いですよね。互いに意識し、対抗してるのが描かれるので相乗効果でエロが増していったと思います。妹は姉への対抗心で動いてる、と姉は言ってましたが、姉の方も負けてらんないみたいな感覚あったような気がします。そこが良いわけで。

『上京娘ほのかさん』楝蛙

 メガネ。やったぜ。上京してきた元カノと酒の勢いもあってやってしまう話なんですが、全編メガネで素晴らしいです。メガネがね、ちょっとズレてんのよ。ズレて瞳がレンズの外に飛び出ちゃってるのが彼女のぼーっとした、とろーんとした雰囲気の表現としてバッチリだったと思います。あとは酩酊感ですね。「酔い」が重要なファクターな作品だったと思います。酒によって理性がどっか行っちゃってる。それがメガネのズレによって説得力を帯びるわけで最高です。
 酒でとろーんとしながら “私とシますか?” と言うほのかさんに対して主人公が “………するわけねーだろ” と返すんですが、このセリフと同時に彼女のメガネをぐいっと押し戻すのですよね。彼女の消えゆく理性とメガネが同一視されてる描写だと思います。メガネはこういうのが良いんだよぁ。
  “先輩になら何されてもいいんです” に対して主人公が緊縛するのでちょっとビビりましたw 急にハードかつ変態すぎる。ここらへんは元カノ設定ならではですよね。飲み屋で偶然意気投合した男女とかだったらさすがにここまでは出来ないと思います。元カノでヤケクソ気味にやっちゃってる状態だからこそあそこまでの趣味を発露できるといか。嫌われても構わない状況だからこそのぶっちゃけ。彼女の柔らかそうな体が縛られてるビジュアルは迫力ありました。おっぱいを囲むように縛るのもエロいですよね。てか、あそこまでの緊縛技術を持ってる事実も気になるw

『NAKED LIFE Zero』アシオミマサト

 新刊発売記念ってことだと思うんですが、名物シリーズのオリジン。なんですが、こちらもヒロインがメガネなので大満足です。今号やたらメガネが多い気がするんですが、ありがたい限りです。
 シリーズなんですが、企画を通すためのサンプルの撮影なので、被写体の2人が撮られてることを知ってるんですよね。ここが大きな違いで、それ故の緊張感がエロかったです。エロマンガの演出で定点カメラってありますけど、本作だと本当にカメラが存在するし、2人が撮られてることに意識的なわけで何重にもエロいですよね。
 ラスト、名物の司会が出てきたと思ったら、すごいネタ落としてくるので笑った。オフモードの司会を見れただけでも面白かったんですがw

『5minutes order』Noise

 彼女に肩叩き券チックな「コトリを好きに使えるけん」をもらう話。当然エロいことに使うしかないんですが、タイトルにあるように制限時間が5分ってのが良いですよね。盛り上がってきてそのままずるずると行こうとすると、5分。さらには券を使う際、ちぎるというアクションが加わるのも効果的だったと思います。理性の線が1本ずつ切れてるようでもあり、元には戻らないってのも大事ですね。そこからさらに、チープな作りだから彼氏も作れる、という終盤の展開に繋がるのも秀逸でした。彼氏が券をキッカケとしてエロに興じてたのですが、彼女の意志に委ねる、というのが展開として面白いし、恋人としてのステップアップとしても良かったです。彼女が堕とされる話のようでもあるけど、恋人のイチャイチャでもありますよね。それが券というアイテムを通じて描かれるのが見事でした。割とシンプルな設定だし、「何してもいい」というのはベタな話ではあるんですが、その一点からここまで話が広げられるのか、と驚きでした。
 ラストが5分を計測するのに使っていたスマホのコマで終わるというのもオシャレで良かったですよね。それまでに何度も楽しんだ5分の数々を思い返させられるし、それと同時に次の5分も想起させると思います。

『シたいっ!』Philly

 セックスがしたくて仕方ないお嬢様の話。巨大な胸を振り回しながら「したい」と連呼する冒頭の場面が楽しいですね。弓道って胸が鍛えられて巨乳になるという噂は本当だったのかもしれないw
 性欲が溜まってイライラしてるだけかと思ったら途中から口がどんどん悪くなるので笑いました。感情表現が過激すぎる。良いなぁ、こういうの。何事にも全力な感じが可愛い。良いとこの育ちなのにそれっぽさが皆無。というか、そういう育ちへの反発としてあのような性格になったんでしょうね。そんな彼女の出自、反面教師として彼女を形成した「家」がオチとして出てくるのも笑いました。父ちゃんも過激だw そこに弓道のネタが絡むのも良かったです。殺し合いに使うなよw
 直前の『5minutes order』でもそうだったんですが、本作の終盤でも立場が逆転するような展開になるのが良かったです。彼の方が「俺だって我慢してたんだよ」と逆ギレ。口悪くなるのも最高ですし、両想いな感じも強調されて良いですよね。テンションが高すぎるけど、お似合いなのがよく分かる。

『三田先生のちん授業』したらなな

 マガポケでの連載読んでまっせ。あっちでは「どう隠すか」が凝ってて楽しいんですが、本作ではモロ出しなので感慨深いものがあるw
 おそらく高校生以下と29歳の先生なので、10歳差だった『Soar!!』を越える年の差ですね。おそらくヒロインの年齢もこちらの方が高くて、そんな30直前なのに処女なことが彼女を暴走させるw 良い年した大人がショタ相手に勢いよく土下座するなよ、と笑いました。まぁ、あの必死さが可愛いのも事実ですよね。
 必死な先生と冷静なショタ……とはならないのが良い。将くん(ショタだからだと思いますが)が良い感じに子供っぽいんですよね。動揺っぷりが可愛いし、先生とのボケツッコミ関係も楽しいです。何だかんだありつつ息が合ってるのも良いですよね。これまでの付き合いによって形成されたものなんでしょう。漫才チックなやりとりが2人のナイスカップル感として効果的だったと思います。

『推しカプのSEX見隊』Beなんとか

 好きだから意地悪する生徒会長と巨漢。その2人に対して “推しカプのイチャラブセックス見てぇ~!” な生徒会の残りの2人。あくまでもこの観察する2人視点の作品だったのが秀逸だったと思います。2人で見てるからこそ実況が生まれるのも見事ですね。あと単純にこの「推しカプのセックスを見る」という視点、そのまんまエロマンガの読者の心情じゃないですか。それをメタ的に切り取った設定が本作の白眉だと思います。初々しい体格差カップルが初めてに至る話をシンプルに描いても充分面白かったと思いますが、そこにさらにオモシロが加わる。
 観察の方法が人力なので、すべては観察できない。家に入ったら推しカプが突然始めようとするのは驚きでしたね。セックスに至る過程を丸々すっ飛ばしてるんですが、劇中で「やべぇ見逃した!」というリアクションが描かれるのが楽しい。省略の方法として斬新すぎるんですが、この設定とこの語り口だったら決して雑な印象にはならないからすごい。発明かよ。
 この設定の欠点だと思うのが、いざセックスが始まったらセックスの描写を楽しみたいので実況してる2人の存在が希薄になる……かと思ったら “バレタワケジャナイミタイ” の場面が出てくるので爆笑しました。マジックミラーの裏に隠れてたのがそう繋がるのか。うまいなチクショウ。たしかに体格差カップルだったら駅弁だし、強気な女の子に鏡を見せることで、というのも鉄板のプレイですね。そこに「見隊」設定が完璧な形で交わるので驚きました。勢い任せのギャグに見えてめちゃくちゃクレバーな作りだ。すごい。

『とまらない2人』SAVAN

 別ページにカラーも1枚あるよ。
 セーラー服とオジサン。出会い系で繋がってそういう関係になるんだけど、おじさんの方が終始「こんなのダメだ」と反省してるのが特徴的ですね。けど、エロすぎるのでやることはやるw ヒロインの学校での様子が少し描かれるんですが、それが真面目っぽい印象で、大人っぽいわけでもなく、ギャップがすごいですね。あんなに慣れてるのに、という。そんな2人の見た目による印象がことごとく逆転していくので痛快です。
 本作ですごい良かったのがセーラー服。快楽天が書店売りになったのとセーラー服は関係あるのかと思うんですが、そんなセーラー服を脱ぐ場面がすごい丁寧でエロいんですよ。『つぐみちゃんのお願い』もセーラー服で、あちらは勢いに任せてセーラーをまくるんですが、本作は正しい手順で脱いでいく。そこがヒロインの手慣れてる感として説得力ありますよね。前を開いてフロントホックのブラを外してそのまま、という展開もそうですし、その結果としてのビジュアルも素晴らしかったと思います。

『快楽園』南北

 やったーメガネだー。さらにはショタが可愛い。二重に嬉しいじゃないか。ポカ君いいぞ。名前も可愛けりゃ言動がいちいち最高。日本語がネイティブではないからこその直球な表現も可愛いし、ショタなんだけど儀式の関係でエロスキルは念入りに練習済みという都合のいい設定が素晴らしいです。最後の泣き顔も抱きしめたくなるし、理想かw
 成人の儀式が設定として出てくるんですが、「大人になる」がテーマになっていて、そこにおねショタの年齢差カップルが乗っかる構成が見事ですよね。2人にとってのセックスは愛の営みであると同時に、ポカ君を大人にするための儀式であり、だからこそヒロインがリードすることにも意味が生まれてきますよね。最初はポカ君の魅力にやられてたんですが、交流を深めるうちに、彼のために、という側面が出てくる。そんな関係性の変化があるから感情が乗っかって、エロパートがよりエロくなったと思います。

『当方ボーカル恋人募集』ねとろもりこん

 バンドマンがライブの出演者に声をかけたら流れるように持ち帰る。冒頭の持ち帰るまでの場面楽しかったですね。あれよあれよと話が決まっていくw 結果としては彼女の方がノリノリだったと分かるんですが、この主人公の徹底的なまでの消極的ぶりが面白かったです。「ラブソングなんてロックじゃねぇ」と冒頭の場面で嘆いてるんですが、ちょっとそのめんどくささとも通じますよね。理想はご立派だけどそれを体現できてない感。エロが始まってからもすべてが消極的で、いちいち確認とるのが焦れったいんですが、そんな彼のことはどうも否定できないというか。まぁ、言ってしまえば私もそっち側の人間ってことなんですがw あのめんどくさい面にこそ人間らしさを感じてしまうんですよね。
 徐々に本性が露わになるヒロインの方も面白かったです。読んでるこっちも主人公の消極性には「はよ!!」と思っちゃうんですが、彼女も同じようにじれてるのが分かる。返答が雑になっていくのがおかしいですよね。中でも秀逸なのはいざ挿入となるまでの会話の場面で飛び出る “なんなの? メンタル勃起不全なの?” 。名フレーズすぎるので爆笑しました。めちゃくちゃな言い方なんだけど、ちょっと分かってしまうんだよなぁ。てか、挿入するまでの話し合いで2ページもかけてるのがマジめんどくさくて最高。まさにメンタル勃起不全なんだけど、本作のこのゆったりさは2人の感情、存在がリアルに感じられて良かったです。ほとんどセックス確定してるようなもんなのに、エロに至る前の会話が楽しいってヤバイです。
 エピローグ、主人公の賢者モードが最悪なことになってるので爆笑でした。そこからラブソングの件に繋げたのも見事でしたね。要するに彼はあまりに内省的すぎたんでしょうね。表現者ならではというか。そして、その内省的な側面を表現に還元できないまま理想と現実のギャップに苦しんでたわけで。その問題が解決したラストはものすごい感動的でもあったと思います。あんなに情けなく感じた彼がついに成長する。

『バニーホップ』ちゅーりっふ。

 イエス、メガネ。巨根がコンプレックスな主人公の話なんですが、チンコで彼女のメガネをずらす場面が最高でした。彼女にとって想定外の事態になる表現としてハマってたと思います。目を細める感じもリアルですごい好きです。風呂場の場面ではメガネ外してるし丁寧ですよね。
 今号からやたら修正が黒棒修正がきつくなったんですが、最もその割を食ったのが本作だと思います。巨根がテーマなだけあってチンコが大写しになるコマが多いんですよね。チンコとヒロインの顔が横並びになるコマも、6ページ目とかほんと芸術的な印象すらあるんですが、とにかく黒の塗り潰しが激しいw マジ何があったんでしょうね。
 細かい部分ばっかり好きで申し訳ないんですが、巨根をテーマにした作品において、本編1ページ目(扉があるのでほんとは2ページ目)でヒロインが大きなハンバーガーを食べる場面から始まるんですよ。 “おっきいね おいしいね” と言ってるんですが、これが本作のすべてじゃないですか。2周目で気づきましたけど、めちゃくちゃオシャレな演出。彼女こそが巨根を受け入れることが出来る、巨根を楽しむことが出来る存在だと開幕と同時に示唆されてたわけで。マジ最高。こういうの大好き。

『冷やしちんぽ』かるま龍狼

 夏と言えば冷やしちんぽだよねー……ってなるかいw そんなツッコミが一切出てこないのが良いですよねぇ。そもそもギャグを強く打ち出してるわけでもなく、ほのぼのとした日本の原風景、みたいなノスタルジーでコーティングされてるのが唯一無二だと思います。
 冷やしちんぽの設定がやけに細かくてその説明だけでも楽しめるんですが、あの食べ方にコツがあって子供同士が「ヘタだなー」とか言い合ってる感じ、すげぇ分かる。駄菓子屋の前で同じことやった覚えがあるw
 またメガネのヒロインがいて嬉しいんですが、そのメガネの子が背筋を伸ばしたまま上手に冷やしちんぽを黙々と飲んでる場面が妙におかしくもありエロくもあるので良かったです。
 てか、直前の『バニーホップ』が巨根に無数に修正が施されてて衝撃だったんですが、本作の冷やしちんぽはどこから修正をかければいいのか混乱してるようで面白かったです。突然黒棒が1本になったりするんですが、基準が分からないw
 このエロファンタジー設定から挿入に行くのも驚くんですが、何より驚くのは甘酸っぱい恋模様が出てきた点ですよ。マジ驚きました。序盤の冷やしちんぽの場面がフリになってたりして普通に面白かったです。気持ちを伝えられずにあくまでも冷やしちんぽ屋として……のまま終わるのが最高でしたね。本作読んでこんな気持ちになるとは思わなかったよw
 ラストの行列。野球少年がいるのが気になりますね。恥ずかしそうにキョロキョロしてたけど、やっぱ冷やしちんぽ好きだと世間の風当たりがきついんですかね。

『蜜月』翁賀馬乃助

 2号連続登板マジ楽しみにしてました。ハードル上げても問題ない傑作でした。あざます。
 ナースなんですが、先にヒロインのあられもない姿を見せてからのオフィシャルなナース姿を見せたのが良かったです。順番の妙。オンからオフへの流れはよくあると思うんですが、本作はその逆。よそ行きに小綺麗にしてる感じが逆にエロかったと思います。パンツルックなのも良かったですよね。そこはリアルな方が適切だったと思います。それでも充分可愛いし、事前にオナニーを見ちゃってるので、というギャップもでかい。
 そんな冒頭のオナニーからのナース姿と同じなんですが、本作は場面の飛躍が秀逸だったと思います。何と言ってもクライマックス突入の “来る…?” からの即ハメですよね。この決して読みにくくはないけど、読んでる際の予想を一歩先に飛躍していく感じ、素晴らしかったです。読み味として楽しいってのもそうだし、エロで頭がいっぱいでそれ以外がどうでもよくなってる感じの表現として説得力あったというか。
 あと個人的にはナースパートのお小水のくだりが最高でして。その後の手コキも良かったし、追撃でもう一回というのがアガるんですが、尿瓶のくだりですよね。パンツルックのナース服もそうだけど、「このくらいだったら現実でもあり得るかも」というワクワクですね。そもそもあんな美人がいることが一番の難所なんですがw
 水分補給もそうなんですが、エロに対して積極的で準備万端な感じが良いですよね。満喫してるというか。探求してるからこそエロに説得力ある。そっからのエロ下着も同じ理屈で。てか、本作22ページしかなかったのに、いろんな格好がありましたねぇ。充実ぶりがヤバイんですが、これも場面の省略がうまかったからこその密度なのでしょう。
 komifloコメ欄で作者が公式見解出してて嬉しかったんですが、別ページのカラー1ページは後日譚。あのあと実際に買った下着。物語要素もあって最高です。下着の光沢による反射なのか修正なのか分からない、という隠し具合も見事だったと思います。今号から修正えぐくなったのもありますし。

『清夏』tes_mel

 子持ちヒロインとのロマンス。2人のバックボーンについては深くは語られないんですが、そのバランスも含めすげぇ良かったですね。人妻エロいとか、母性エロいという話もなくはないんでしょうが、子供を独りで育ててて尊敬できる、みたいなニュアンスもあったと思うんですよ。エロとは別で助けになりたい、みたいな気持ちを喚起させる部分がめちゃくちゃリアルでした。エロい目で見ていいのか少し躊躇ってしまう相手であり、シチュエーションなだけに一度エロが始まってから彼女の方が乗り気になるくだりの高揚感がすごい。
 畳の部屋に夏の日差しが差し込む感じも良かったですね。実際だとめっちゃ暑くてイヤなんですけど、夏のキレイな側面だけを都合良く切り取ってくれてる感。私は夏嫌いですけど、夏好きな人はこういう部分が魅力なんだろうなぁ、と漠然と分かってしまいます。そんな部屋の隣に絶対エロとは混ぜてはいけない存在が眠っていて、というのもギャップとして良かったです。母親として束の間の休息であり、タイムリミットってことですよね。そう考えると、エピローグで子供の寝かしつけ方を教えてたのも意味深に思えてくるんですよ。子供を寝かして何するんですかねぇ……みたいなw

『プール裏の秘密』よこしま日記

 プール裏でギャルがおしっこ。そしてそれを覗いてる主人公。どこから語ってんだよお前、というオープニング笑っちゃいました。あれはずるいわw
 てか、おしっこですよ。セックスとは関係がない直接エロとは結びつかない、けど排尿の気持ちよさは誰もが知っていて……という変態趣味の中では割とライトといか、理解が得られやすい題材だと思います。『蜜月』だと男の方がおしっこしてましたが、男女を問わないからすごい。てか、男女のおしっこが両方揃ってる本号すごいw
 そんな覗きを見られて脅される。脅されるけど要求が普通にご褒美じゃないですか、という感じが良いですね。まぁ、あの変態ぶりを見て「脅してやろう」となる時点で彼女も普通ではないのでしょう。
 脅されて犬扱いされ、尊厳を失っていく。それが良いんですが、その表現として、ヒロインが一切脱がないんですよね。おしっこはあるし、挿入もするので下は見えるんですが、パンツを脱ぐだけ。パンツ以外の脱ぎは一切ない。半脱ぎもないのでおっぱいも出さない。話に夢中になってると気にならなくてあとから気づいたんですが、おっぱい出さないまま終わったのなかなかチャレンジングですよね。おしっこはあるのに乳首はないのかよ!! と驚きますw ただ、話的に適切だったのは疑いようがなかったと思います。乳首も見せてくれない、というのが良いわけで。

『ハンド・オブ・ザ・デッド』秋谷昭

 はいはいゾンビを面白おかしく料理したエロだ……と思ったら普通に怖いじゃないかw コマの中心で語られてるものとは別に、背景に何かが映り込んでしまっている、というホラー演出が正攻法すぎる。ホラーをギャグでコーティング……しないんかい。してくれよ。特に2ページ目、3ページ目のじっくりとヒロインに迫り来る「何か」のパートがしっかり怖い。丁寧にホラー演出してこないでw
 たしかに夏と言えばホラーってのも分かるし、夏の季語としてそれを持ってきた珍しさの時点で本作は勝ちだと思うんですが、ここまで突き抜けたバランスになるとまた別の意味で驚きです。
 幽霊キャラとかじゃないんですよね。人格も顔も描かれないまま終わる。透明な「手」のみが彼女を責め立てる、だけ。この思い切りがすごい。チンコも出てこないで手だけで終わったのはすごいですね。アリなんだ、っていう。まぁ、これが生きてる人体だったら手マンで終わりってことなのでナシな気もするんですが、手だけの幽霊だとチンコ入れてるのと区別がつかないので絵的に成立してしまう。さらには手は透明なのでほとんどヒロインの独り芝居になってるのも面白かったです。巻末ならではの変化球って感じですかね。

『青春リビドー山』位置原光Z

 第14回「For drink」。お茶から始まるスカ談義。おしっこ作品が2つもあったんですが、そんな快楽天10月号の締めとしての本作。議論を重ねていくうちにアリナシの境が曖昧になっていく感じが面白かったですね。ちょっとあの感じ分かりますよね。話してるうちに意見が逆転しちゃうやつ。

「カリユグ」YUG

 この企画続くんかい、と笑ってしまいました。前回のは出オチ的に1回のみで終わると思ってたら。次号から表紙の作家が変わるのでそういう意味でも楽しみですね。
 表紙は事前に発表されるけど、そのデザインがこのコーナーでどう料理されるのか、というのは実際に読んでみるまでのお楽しみですね。次号から真っ先に確認してしまうかもしれないw

「読者コーナー」

 ノーハンド射精の話が興味深すぎる……。夢精はノーハンドなので人間の能力的に可能なのは分かりますけど、意図的にやろうとすると2時間……。
forms.gle

 終わり。ブログは引っ越したけど、エロマンガ感想を始めたのが去年の快楽天10月号だったんですよね。つまり2年目突入です。いろいろサボってきてるので満足に出来たとは言えないんですが、とりあえず続いて良かったです。想像以上に面白いです。楽しい。
 総括代わりにアンケート。面白かった作品3つは、『大きな森の小さなおうち』『快楽園』『蜜月』ですかね。翁賀先生は殿堂入りかもしれない。いや実際にアンケート送るから関係ないんですが。ブラウザ代えるとかで別のアンケート送ろうかな、とか気になってきました。3つに絞るのなぁ、難しいよなぁ。
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